Yokomichi
ペンギン09 FANTANIMA!2021東京

今年で9回目となるFANTANIMA!がやってきました。テーマは'mebuki'
→FANTANIMA!公式サイト

新型コロナウイルスの感染拡大が続いているなかでの開催となりましたが、こんな遠いところまでお越しいただきましてうれしく思います。

ご挨拶といいますか積もる話は
→リンク先で。

今回準備しましたペンギンのことを、自分のことと一緒にお伝えします。
→戻る方はこちら。

こんにちは。ぬいぐるみのようなものをつくります横道です。不定期的に合同展に参加したり、うちにいるぬいぐるみを愛でたりしています。

いつもは、手を通して遊ぶことができるつくりをしたもの(ハンドパペットと呼べばわかりやすいでしょうか?)を、つくってます。ただ、人が動かすことを目的につくっていません。「ぬいぐるみとして動いてほしい。」「ぬいぐるみが動いてるの見たい。」という想いからできています。人が動かすことのできる隙間は残していますが、ぬいぐるみとして存在していれば満足です。なので、自己紹介には、「ぬいぐるみのようなものをつくっています。」と書いています。ややこしいね。

ただ、コロナ禍で出すべきかどうか考えたものの、東京展では会場が広いうえに、出品作品の多く毎年管理が大変だと聞いていますので、並べてもらう気になれなくて準備しませんでした。たとえば、優しいスタッフさんが、「動かすこともできるんですよ」と、見せてくれたとしても、その場で遊んでもらえるのかな?と考え出すと、なかなかつくろうとは思えないんですよね。むずかしいね。

2021年のカタログに、このコメントを寄せました。

昨夏、コロナ禍におきまして「今、伝えなければ」という思いに溢れた場にしましょう。という展覧会にて、厳しい情勢の中でも、それぞれの使命を全うする人たちの様子から、コウテイペンギンの子育てが思い浮かばれまして、ペンギンができました。どんな環境に置かれても、大切なものは温め続けて育てていきたいなあと思えた日々から、晴れたり、曇ったり、どうだったかな?今回のFANTANIMA!のテーマ'mebuki'に想いが重なるところがありまして、改めてペンギンを準備することにしました。
今まで好んでつくっていたカエル(わにたと呼んでいる)をバターロールに例えると、ペンギンはコッペパンって言えばいいのかな。より素朴ながら、必須エネルギーは詰め込めたと思います。

昨夏の展覧会は
→ギャラリー島田さんの未来圏から!

こどものころ、ペンギンのぬいぐるみを隊長にして遊んでいました。そのペンギンが未来圏から!それもこんな時代に!やってきてくれたことが、塞ぎがちな日々をやわらかくしてくれています。

この展覧会から半年以上過ぎましたが、あまり変化がなく、FANTANIMA!を迎えました。仮に自分がかかったとしても、まあ大丈夫と思ってます。ただ、同居している祖母がかかるのは、どうしても避けたいので、すくなくとも祖母がワクチンを打ってもらえるまでは、日々のやりきれなさは変わらないのかな。

こんな日々に負けないで育てていくことは、種を蒔けば実現していくでしょうか。何もしたくなくても、本物の種を蒔いたり、植物を育てると、隣で目に見えて育っている様子がわかって、元気をもらえますよね。自分のことだね。うちでは昨夏からバラを育てはじめまして、そろそろ花が咲きそうです。育てるのが苦手で、いろいろ枯らしてきてますが、レモンバームだけはこぼれ種でいのちをつなぎ続けています。たくましい植物ですが、香りはやわらかい。人間様にとっても色々使い道がある。抜け目なく、白いかわいい花までつける…!

ともあれ、ペンギンは、生まれました。

FANTANIMA!の芽吹きを
楽しみましょう!

FANTANIMA!公式サイトでは4月26日頃より
データ化できる作品につきましては
オンラインFANTANIMA!で
一点ずつご紹介するそうです。
詳しくは
→FANTANIMA!公式サイト
→オンラインFANTANIMA!
で、ご確認くださいませ。

尚、オンラインFANTANIMA!は
海外作家作品の紹介で手一杯ということで、
国内作家は各自紹介よろしく!
と、お達しがありました。
そういうわけで、このページができました。
Instagramは流れてしまいますもんね。
→@yokomichi2012
どうやら開設した2012年以来、
このページで個別紹介はしてこなかったので、
8年半ぶりだそうです。
これも芽吹きかな?
新鮮な経験になりました…!

最後に、 2016年4回目のFANTANIMA!から
紙のカタログをつくっています
主催の羽関オフィスさんですが
今年が最後の紙のカタログになります。
よろしければお買い求めくださいませ。
→FANTANIMA!公式サイト
→2018~2020カタログ

東京展には
ペンギンを7体送り出しました。

4月29日(水・祝)9:00から
5月4日(火・祝)12:00まで

ギャラリーへの電話
→03-5288-8881(リンク先はWEB)

公式WEB専用受付フォーム
→FANTANIMA!通信販売のご案内

にて、ご注文承ります。

ペンギン08 ペンギン08 ペンギン08 ペンギン08 ペンギン08 ペンギン08

ペンギン08
高さ 29cm
価格 11,000円(税込)
黄色いくちばしと、青い体に、懐かしさを感じながら生まれました。こどものころ、ペンギンのぬいぐるみを隊長にして遊んでいたからか、ペンギンをつくっていると落ち着きます。いつかペンギンができたときは、大切につくっていきたいなあと思っていました。昨夏、誕生したことなど、ご挨拶といいますか積もる話を、読んでいただきましてありがとうございました。不慣れなものの準備は、なかなか時間がかかるものですね。感想いただけたら、けっこう喜ぶと思います。

ペンギン09 ペンギン09 ペンギン09 ペンギン09 ペンギン09 ペンギン09

ペンギン09
高さ 26cm
価格 11,000円(税込)
2月はまだまだ寒かったですね。昨年からバラを育て始めました。FANTANIMA!界隈?ではバラ好きを公言している人が多くて、自分も育ててみたいなあと思いまして…。
冬越しのため、葉をむしり取って枝だけにしたから、様子も見るといっても、枝を見るだけ。夏も秋もよく虫に食われたし、冬は外で置きっぱなしにして大丈夫という育て方と見ても、ちゃんと冬を越せるのか、枝だけにしてしまった姿を見て気になっていました。
その日も枝を見にきましたが、赤いぽつんとしたものが見えました。よく見てみると、小さくかたく締まっていながらも、ぷるぷるとした生命力を感じさせる赤い新芽にちがいなく、春の準備は節々で始まっていました。「バラの新芽って、赤くて、こう…、かわいいんよ!」と今更伝えたくなるほどに喜びました。
部屋に戻って、親ペンギンの体の緑と、緑になりそうなこどもの頭を見るなり、「君はバラだね!きっと赤い新芽を残しながら、淡くなって、緑がひらいていくね!」ということで生まれました。

ペンギン11 ペンギン11 ペンギン11 ペンギン11 ペンギン11 ペンギン11

ペンギン11
高さ 25cm
価格 11,000円(税込)
もしゃもしゃしたアクリル毛糸の頭と、鮮やかで野性味のある触感のNOROさんの毛糸の体でできてます。左右の眼の位置がちがうので、首を傾げているように見えます。11と12はやや小ぶりです。11のこどもの体色は、親の体色の一部に似た色になりました。

ペンギン12 ペンギン12 ペンギン12 ペンギン12 ペンギン12 ペンギン12

ペンギン12
高さ 25cm
価格 11,000円(税込)
もしゃもしゃしたアクリル毛糸の頭と、鮮やかで野性味のある触感のNOROさんの毛糸の体でできてます。左右の眼の位置がちがうので、首を傾げているように見えます。11と12はやや小ぶりです。12のこどもの体色は、こども自身の顔色に似た色なりました。

ペンギン13 ペンギン13 ペンギン13 ペンギン13 ペンギン13 ペンギン13

ペンギン13
高さ 26cm
価格 11,000円(税込)
バラの新芽の出始めって、もっとギュッと締まっていた。それが、ほしい。ということで、生まれました。くちばしと脚を小さくしたことで、他の個体とバランスが異なります。親もこどもも、枝の色と新芽の色になりました。

ペンギン14 ペンギン14 ペンギン14 ペンギン14 ペンギン14 ペンギン14

ペンギン14
高さ 30cm
価格 11,000円(税込)
頭に暗色、体に明色。の配色になることが多いので、明るい色から始めよう。ということで、生まれました。こどもは頭がかなり大きいので、立たせるのはむずかしいかもしれません。

ペンギン15 ペンギン15 ペンギン15 ペンギン15 ペンギン15 ペンギン15

ペンギン15
高さ 28cm
価格 11,000円(税込)
紺色のくちばし、青みがかったグレーの頭。体は紫系で、落ち着いた印象です。

以上になります。

4月29日(水・祝)9:00から
5月4日(火・祝)12:00まで

ギャラリーへの電話
→03-5288-8881(リンク先はWEB)

公式WEB専用受付フォーム
→FANTANIMA!通信販売のご案内

にて、ご注文承ります。

5月13日(木)から始まる関西展(大阪市の中崎町にお店を構えます、珈琲舎・書肆アラビクさんと、乙女屋さんの2会場)には、ペンギンと、わにたと呼んでいるカエルの準備ができるかな?と思っています。また近いうちに更新します。

ご不明な点などございましたらこちらにご連絡ください。

ご覧いただきましてありがとうございました。

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